
相山沙織様の名刺を作らせていただきました!
目次
またしてもTwitterで公開しながら進行
以前、ぶんぶんことナカザワフミさんの名刺を作らせてもらった時、Twitterで制作過程を公開しながら進めるということをやってみました。
それがなかなか面白かったので、今回も同じくTwitterで公開しながらやってみよう!と軽い気持ちで始めました。
「#おりかも名刺」のタグで過程を公開しています!
行ったり来たり脱線したり中断したりの蛇行運転
明確な締切がない&友達の名刺ということでだいたい予想はつきますが、途中様々な事情なども重なり、かなりのんびり進行となってしまいました。とても待たせて申し訳なかった…
まずは目的の整理から
前回のぶんぶんさんの名刺作りで学んだことを生かし、まずは名刺の目的の確認から。
初回ラフ
整理した情報をもとに、まずは思いついたものを一通りラフに起こしてみました。
この時点ではイメージ優先で、具体的には詰めていません。





からの、
それぞれの資料に対してめちゃくちゃ丁寧にお返事をくれた相山さん。猫は大事。
基本的に気に入ってくれたのでよかったなー&自分でも一通り全部作ってみたいなーと思いつつ、
まずはどれかに絞って形にせねばと思い(笑)、
再度それぞれの案を比較検討します。
2回目ラフ(迷走)
提案した中から方向性を絞り、詰めていくものの…

やっぱり加工のほうに発想が引っ張られる自分。
デジャヴ!!(笑)
自分でも「なんかイマイチ」という自覚はあるので、これは提案ではなく単なる進捗報告に留めました。
やっと本提案
前回の進捗報告からだいぶ時間が空き、なんやかんやでやっと本提案。




ずっと同じルールに囚われていたのですが、ふと思いついた最後の案。
いろいろ練ってきたものの、これが一番ハマり良いような気がしました。
アイデアってそんなもんだよね。
決定&微調整
このあとzoomで話して、やはり最後の案がいいね!という形でまとまりました!
- 「糸」がコンセプトなので、裏面を厚盛ニス加工にしたい
- 表と裏で柄が繋がるようにしたい
などの細かい修正をして、初稿へ!

初回校正
校正出しをしたところ、一つ問題が。

今回、印刷方法がオンデマンドのため、裏面の小さい文字部分は掛け合わせの%が少なく、
アミ(網点、ドット)が載らず、欠けてしまっているのです。

一番下の「Architect」はしっかり出ているので、ここは揃えたい。
しかし文字を大きくしたり太くするのはレイアウトに関わるのでできれば避けたい…。
それなら、該当の文字部分を「Architect」の掛け合わせのパーセンテージに合わせればいいのでは?と気づいた私、
グラデーションで濃くなる提案をさせてもらいました。

(完全に後付けですが)”糸が撚り合わさって強くなる”みたいな意味合いも込められるかなと!
ついに完成
再校正出しをしてもらい、ついに完成しました!!!

文字部分もしっかり出た!

裏面のUV加工は、表面の糸の配置と合わせており、
名刺を手にした時に「おっ」と思ってもらえることを狙っています。
※ちなみにUV加工は基本的にフチから2mmは空ける必要があるという業者さんが多かったのですが、できるだけギリギリまで加工してもらえるところを探し、
今回はフチから1mmで加工しています。
また、できれば風合いのある紙に印刷したかったのですが、UVの盛り上がり方が弱くなるということで、マットポストになりました。
(おまけ)こぼれ話
